ご挨拶

父や叔父など瓦ぶき師が身近にいる環境で育ち、私も20歳からこの世界に入りました。

それから30年の年月にわたり瓦ぶきに携わり、2010年全瓦連技能グランプリにて国土交通大臣賞をいただいてからは、住宅のみならず、社寺も多数手掛けて参りました。

瓦屋根は日本の伝統であり、その美しさや品格は言うに及びません。そして、日本の風土にも適していることから機能面や費用面でも数々のメリットがありますので、その技術も後世に残していきたいと思っております。

また、昨今、災害時などに瓦屋根の被害が多く発生していることは非常に遺憾であり、心よりお見舞い申し上げる次第です。しかし同時に『瓦は重く、危険』という風潮が広がっていることは残念でなりません。

瓦屋根では耐えられない構造で安心していただけるとは思えませんし、現在では瓦の種類は多数に及び、瓦ぶきの技術・工法は進化しておりますので、必ず、安心かつご満足いただけるものと思っております。

ぜひ、みなさまに瓦ぶき屋根の素晴らしさをお伝えできる仕事を続けるべく、社員一同、これからも精一杯努めていきたいと思っております。

株式会社マルシゲ
代表取締役 前原英明